07年8月

07年8月3日 金曜日

被爆62年福島地区原爆犠牲者慰霊祭~広島

被爆62周年を目前に「第31回福島地区原爆犠牲者慰霊祭」(主催・同実行委員会)が7月28日、広島市西区福島町の慰霊碑前で行われ、被爆者、遺族をはじめ約60人が参加。核兵器廃絶、被爆者援護の拡充を願いました。
主催者を代表して中本康雄実行委員長(人権連福島支部長・広島市原水協理事長)は、「今年3月に亡くなった福島地区被爆者の会会長の金崎是さんが亡くなりました。金崎さんをはじめ、多くの被爆者の遺志を引き継ぎ、核兵器廃絶と被爆者援護に全力を尽くしたい」と新たに決意をしました。広島市の松尾英西区厚生部長、広島県原爆被害者団体協議会の矢野美邪古副理事長が来賓のあいさつ。
峠三吉の原爆詩集「八月六日」の朗読と高校生の合唱の後、妙蓮寺住職による法要が営まれ、読経の中、参加者が相次いで慰霊碑の前に献花を捧げました。【詳しくは「地域と人権」8月15日号をご覧下さい】070803.JPG

07年8月1日 水曜日

原爆症認定訴訟 熊本地裁でも原告勝利~国6連敗

 広島、長崎で被爆した熊本県の21人(うち6人が死亡)が、国の原爆症認定しないのは違法とし、却下取り消しなどを求めた集団訴訟の判決が7月30日、熊本地裁(石井浩裁判長)であり、「被爆状況や被爆後の行動などを総合考慮すべきだ」として国の基準認定が妥当でないと判断、19人を原爆症として認定、処分を取り消しました。
 この1年強の間で、認定基準をめぐる訴訟で国は6回の敗訴を重ねており、原告、支援者らは「国の認定審査のあり方をただす司法の流れは定着した」との見方です。
 被爆者は高齢であり、一刻も早い解決が求められています。

07年8月1日 水曜日

参院選結果と安倍首相

「きみを幸せにするから」とプロポーズしたものの、「私はあなたのこと、嫌いだから」と言われた男性がいたとする。その男が「それでもぼくは、きみを幸せにすることが使命だ」とつきまとったらどうなるか。ストーカーとして、警察沙汰になってもやむを得まい。
「憲法改悪」だの「消費税をあげないとは言っていない」だの「年金問題は解決する」だの「私と小沢さんのどちらが首相にふさわしいか」だの、いろいろ言っていた安倍内閣に対し、参院選の結果は明確に「ノー」の審判を下した。マスコミの「二大政党キャンペーン」もあり、民主党の一人勝ちとなったが、少なくとも「安倍政権ノー」という国民の審判は確実。なのに安倍氏、「やめない」と開き直る。嫌われてもつきまとう男のようなものだ。
ストーカーなら取り締まり、規制することも可能だが、国民が選挙で「ノー」と言った政治姿勢を「私の使命だ」と独りよがりで決めつけて、今後も継続・強行しようとする安倍首相。こういう首相や与党に、つける薬はないものか。

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