2021年11月2日
談話 10月31日投開票の総選挙の結果について
 全国地域人権運動総連合事務局長 新井直樹

 10月31日に投開票された衆議院選挙(465議席)は自公与党が公示前305議席を12議席減らして293議席になった。一方、「市民連合」と政策協定を結んだ立憲野党4党(立憲、共産、社民、れいわ)も、公示前123議席が110議席となり13議席減らした。与党補完勢力の維新は11議席を44に増やし、改憲勢力が334議席と310の発議必要数を超える事態となった。
 今回選挙の特徴は、立憲4野党が統一候補をたてたことと、共闘候補として奮闘した62の選挙区では自民現職幹事長などを敗北に追い込むなど、大きな成果をあげた。
 しかし、比例では立憲も共産も議席を減らすこととなった。
 自民党総裁選から続く17日間の短時日での決戦に持ち込んだ与党の戦略と野党の政権構想に悪罵する宣伝が激しく行われた中での選挙であった。
 今後、「市民連合」と4野党共通政策にある「命を守るために政治の転換を」で掲げた、憲法にもとづく政治の回復などの実現に向けた運動を強め、改憲阻止、貧困と格差の是正、人権と国民生活向上をはかるものである。