Q&A

よくある疑問

Q.「部落問題」って何ですか?

A.「部落問題」とは、封建的身分制に起因する問題で、近代以降も国民の一部が歴史的、地域的に蔑視され、職業、居住、結婚の自由が奪われるなど、不当な人権侵害を受け、劣悪な生活を余儀なくされた社会問題です。
「意識」の問題ではなく、具体的な「基本的人権の制限・侵害」の事実を問題とします。
現在では、国民の多くが日常生活で部落差別に直面することはほとんどなくなり、「部落差別はいけないこと」という社会的合意ができ、たとえ「差別的言動」があったとしても、それを容易に受け入れない市民社会が醸成されています。

Q.いまも「部落差別」って根深いんですか?

A.準備中

Q.インターネットに差別が溢れているって本当ですか?

A.準備中

Q.「部落問題」ってどこまで解決したんですか?

A.準備中

Q.「部落差別解消止推進法」ってどんな内容ですか?

A.準備中

Q.「差別的言動」に遭遇したとき、どのように対応したらよいですか?

A.市民間で起こった問題は、
①敵対的関係(たとえば「部落」対「部落外」というように)で問題を捉えない
②いたずらに問題を社会的に広げない
③一方的に問題対象とされる言動の責任追及に終始しない
④客観的事実関係の上にたって問題を整理し、当事者間の民主的な話し合いで解決する
ことが基本です。
差別事象に対して、相手の同意を得ながら信頼関係を築く立場で、誤った認識、偏見がいかに時代遅れなものか明らかにし、人間の尊厳と人権をまもる意識を高め、相互理解を深めることを基本に、民主的話し合いをすすめることが大切です。
差別事象の内容や程度に応じて、法務省の人権擁護機関や自治体の担当部署などの公的機関を活用することも必要です。

(参考:『人権と部落問題』2019年3月号 第921号~2021年6月号 第948号)