全国水平社創立100周年特設ページ

人の世に熱あれ
人間に光あれ

すべての人の人権が尊重され、民主主義が根付いた、平和な社会の実現をめざし、地域から新たな連帯の輪を広げていきましょう

全水100周年記念動画

movies

全国水平社創立100周年記念動画

この動画は全国水平社創立以来の100周年をどのようにまとめるか、チームで話し合い、アピール文を手がかりに作品化しました。運動に関わっている人にフォーカスをあてインタビューとアニメで作ることにしました。アニメキャラは運動に関わる人や場所を表すご当地キャラにし、その地域の言葉を大事にしてせりふを作りました。説明を要する箇所は、研究者が説明することとしてフクロウ先生のキャラを作りました。この動画が「全国水平社創立100周年記念アピール」の背景と内容の理解に役立つことを、作成チームの一同ねがっています。

なお、この動画はホームページ上で公開するバージョンで、一人でも多くの皆さんにアクセスしていただけることを期待しています。このほかに私共の関係者が集会を開いて、参加者の皆さんに直接観ていただく少し長めのバージョンを作っています。こちらは、集会での公表をご期待ください。

2022年3月3日公開

【改訂版】解放運動の担い手たち-戦前編 その1

※駒井喜作の生地修正、写真説明の追加を行いました。

全国水平社は1922年3月3日、京都市岡崎公会堂(現京都市美術館別館)で生まれた。
会場は「解放・団結・自由」の旗が揺れ、三千人余の参加者でうずめられていたという。
天地も振動せんばかりの拍手と歓呼で採択した宣言は、「水平社はかくして生まれた。人の世に熱あれ、人間に光あれ」と結ばれている。
被差別部落の人々が立ち上がった解放運動の始まりである。

戦前編その1は、南梅吉、阪本清一郎、西光万吉、駒井喜作、木村京太郎、松本治一郎の足跡をたどります。

2022年4月1日公開

水平社創立の地記念碑に献花

2022年3月3日は、全国水平社創立100周年です。創立大会が開かれた「旧岡崎公会堂」跡地に記念碑が建立されています。2022年2月22日に献花しました。

2022年3月3日公開

全国水平社創立100周年記念アピール発表記者会見 その1

全国水平社創立100周年記念アピールおよび中央集会(3月3日予定)延期の記者会見(前半:発表)です。(2022年2月2日:部落問題研究所にて)

2022年3月3日公開

全国水平社創立100周年記念アピール発表記者会見 その2

2022年2月22日に行われた「全国水平社創立100周年記念アピール」発表の記者会見の後半、質疑応答です。

2022年3月14日公開
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全水100記念企画

events

中央の記念事業

全国水平社創立100周年記念中央集会

記念中央集会の延期について

コロナパンデミックの下で新型コロナ・オミクロン株の感染者は今なお増え続けています。当初予定していた2022年3月3日京都教育文化センターでの記念中央集会は延期することとしました。人間の尊厳と人権を守るために取り組んできた私たちは、感染の危険を冒して集会を開催することは避けなければなりません。またオンライン開催も、ネット環境には人によって格差がある現状では適切ではないと判断をしました。全国の心ある人と対面で集える集会を水平社創立の地京都で開催し、100周年の意義を確認することをめざしたいと思います。開催時期は新型コロナの感染症の終息状況を見据えて11月末日での開催をめざすこととします。

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日 時:2022年11月

場 所:未定

参加費:無料(会場参加及びオンライン受信ともに)

※新型コロナ感染状況と対応措置等により開催及び企画・配信内容が変わる場合があります。

集会企画
第1部:記念スピーチ

「部落解放運動100年の教訓」―丹波正史(全国地域人権運動総連合代表委員)

「部落間題解決の到達点」――石倉康次(部落問題研究所理事)

第2部:動画で見る100年

「全国水平社創立100周年記念動画」

「解放運動の人々」

第3部:リレー報告

①ジェンダー平等と地域の人権

②平和・人権・民主主義を学ぶ高校生

③留学生の思い

④憲法あったればこそ

⑤木村京太郎復刻本

出版物

『復刻 水平社運動の思い出』

著 者:木村京太郎

出版社:部落問題研究所

定 価:2200円〈税込み〉

発売日:2022/3/3

サイズ:A5版/383ページ

ご注文は、部落問題研究所 honto

『「部落」は今どうなっているのか
-地域に住む人たちからの聞き取り-』

著 者:丹波真理

出版社:部落問題研究所

定 価:1,000円(税込み)

発売日:2021/10/1

サイズ:A5判/128ページ

ご注文は、部落問題研究所 honto

『人権と部落問題』3月号
特集 全国水平社創立100周年の展望
  • 西尾泰広「全国水平社創立とは何だったのか―その歴史的意義―」
  • 奥山峰夫「水平社運動と木村京太郎」
  • 東上高志「水平社運動と戦後同和教育」
  • 石倉康次「部落問題解決の歩みを冒涜するラムザイヤー論文」
  • 中島純男/新井直樹/ほか「全国水平社創立100周年と人権連運動の展望」

出版社:部落問題研究所

定 価:660円(税込み)

発売日:2022年3月1日

サイズ:A5判

ご注文は、部落問題研究所

『部落問題研究』239号 特集 全国水平社創立100年
(その1 部落問題文芸作品の発掘と解説)
  • 秦重雄「部落問題文芸作品発掘」(その16)
  • 水平運動展開期の文芸作品とその書誌情報・解説」
    • 富本一枝「貧しき隣人」『婦人公論』8-3、1923年
    • 藤範晃誠「叛逆をたくらむ女囚」『女性改造』2-1、1923年
    • 藤範恭子「差別されたる者の叫び」『婦人公論』17-7、1932年
    • 深山鈴蘭「特殊部落に入りし女より」『婦人公論』7-8、1922年
    • 山路正哉「田舎教師の日記から」『東方時論』8-2、1923年
    • 佐野学「特殊部落の婦人たちに」『婦人公論』7-11、1922年
    • 藤井婆羅子「『特種部落の婦人達に』を読みて」『婦人公論』7-12、1922年
    • 名取みち「立て!特殊部落の婦人よ」『婦人公論』8-2、1923年
    • 木本夜詩子「『特種部落の婦人達にを読みて』の投稿者、藤井婆羅子さんへ」 『婦人公論』8-3、1923年
    • 中島美津子「(選外)穢多を夫にもつて」『婦人公論』6-11、1921年

出版社:部落問題研究所

定 価:1163円(税込み)

発売日:2022年2月10日

サイズ:A5判

ご注文は、部落問題研究所

『部落問題研究』240号 特集 全国水平社創立100年
(その2 近現代部落問題の歴史的研究の視角と史料)
  • 竹永三男「特集「全国水平社創立100年」の刊行にあたって」
  • 広川禎秀「部落問題の解決過程と部落問題研究の発展について―鈴木良・佐々木隆爾 の研究を中心に―」
  • 大森実「近現代「部落問題の歴史的研究」が射程に置くべきもの─鈴木良の研究と構えに学びつつ―」
  • 竹永三男「第一次世界大戦期の奈良県における大字=区と部落改善運動─奈良県旧南葛城郡大正村大字西松本と西松本矯正会─」
  • 本井優太郞「北原泰作文書にみる地域の部落改善運動─部落解放全国委員会和歌山県連合会「再建大会議案書」─」
  • 西尾泰広「「三好文庫」所収「水平社幹部調」(抄)」
  • 尾川昌法「『水平新聞』の研究─「水平新聞を読む会」の報告」

出版社:部落問題研究所

定 価:1163円(税込み)

発売日:2022年3月10日

サイズ:A5判

ご注文は、部落問題研究所

各地の記念事業

各地の記念事業については、現地にお問い合わせください。

愛知パネル展、人権映画祭、100年史

岡山県水平社100周年記念誌

兵庫県水平社100周年記念誌

群馬計画中

茨城計画中

埼玉計画中

福岡計画中

「全国水平社創立100周年」記念アピール

Appeal for the 100th Anniversary of Zenkoku-Suihei-Shya

100周年を迎える意義

2022年3月3日は「全国水平社」創立からちょうど100年となります。全国水平社は、封建的身分差別の残滓としての部落差別の解消をめざす自主的運動団体として組織され、創立大会は京都で開催されました。創立宣言は、人間の尊厳・自由・平等を求めて、「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と結んでいます。以後100年を経て、生活環境や労働、教育での周辺地域との格差の解消が進み、結婚や居住を含む自由な社会的交流の進展が地域社会でみられるなど、差別的言動を受け入れない市民道徳の形成が進んできて、社会問題としての部落問題は、最終的解決を見通せる段階に到達してきています。ここに至る経緯と到達点と教訓を国民的な達成として共有し、現代の社会に存在する様々な差別や人権の諸問題の解決に挑戦していく新たな連帯の出発点として、100周年を迎えたいと思います。

100年の歩み

水平社運動は、欧米の平等をめざす社会変革の運動、国内での米騒動や労働・農民運動そして大正デモクラシーなど人権と民主主義をめざす諸運動の高揚のなかで誕生しました。水平社に集う人々は、厳存していた生々しい差別への怒りと人間の平等への渇望を核にして活動を展開してきました。戦時下では、きびしい弾圧により運動が一時的に窒息させられました。

戦後には、基本的人権の尊重を定めた日本国憲法のもと、部落問題の解決を求める運動が民主的な教育運動や各種の民主運動と連携しつつ発展しました。また高度経済成長による人口移動と産業構造の変動は地域での古い因習を解体し対等な人間関係形成の条件となりました。国による同和対策事業の実施は、住環境や職業や教育における格差を是正し、差別の解消と社会的交流の促進に大きく役立ちました。同和行政施策の実施過程で利権や暴力と結びついた逆流が一部に生まれました。それと向き合う中から部落問題にふさわしい解決(格差是正・差別解消・部落内外の交流)のあり方が「国民融合」論として提起され、運動の前進とともに行政のあり方も改善されてきました。特別施策が廃止され、残る問題は一般行政施策と、人権尊重・民主主義定着の運動に引き継がれるようになりました。

こうして部落差別を許容しない今日の民主主義社会を築いてきたのです。これは国際的にも誇りうる市民的経験です。

人権と民主主義が花開く未来へ

今日では部落問題が人権と民主主義に関わる中心問題ではなくなりましたが、貧困や格差、ジェンダー問題、LGBTQや在日外国人の人権保障問題、年齢・特定の「能力」や障害・思想などによって人を差別し排除する問題が、社会から根絶されたとは言えず、広がりと深刻さを増しています。個人の生活や労働、人間としての尊厳が脅かされ、暴力や紛争、社会不安などを引き起こしている現実があります。新型コロナウイルス禍は女性や子ども、高齢者などをふくむ社会的弱者を直撃し、新自由主義がもたらした社会保障の後退や自己責任論の誤りなど社会の脆弱さが明らかになりました。

しかし、他方でこれをただそうとする動きも力強くひろがっており、個を大切にし多様性を認めあう良識が市民のあいだに定着してきています。気候変動から地球環境を守る運動が未来に生きる若い世代から巻き起こっていることは大きな希望です。全国水平社創立100周年を機に、すべての人の人権が尊重され、民主主義が根付いた、平和な社会の実現をめざし、地域から新たな連帯の輪を広げていくことを呼びかけます。

アピール賛同署名

※この署名は、国会や行政機関等に提出するものではありません。
個々人がアピールを実践することによって力を発揮します。

賛同署名用紙(PDF)
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オンライン署名

アピール呼びかけ人

Appeal Proposer

(五十音順) 2022年2月22日改定

資料

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