第50回衆議院選挙の結果について(談話)


 10月27日投開票で行われた総選挙で、自民党は公示前から65議席減の191議席、公明党は同じく8議席減で24議席へと、政権与党は過半数の233議席を下回る「過半数割れ」の結果となった。
これは、2012年の安倍政権発足以降にさらに深まった自民党の組織的な金権腐敗体質、憲法をないがしろにした人権・平和・暮らし破壊、国会の多数を頼りにした論議軽視のおごり高ぶった自公政権に対して、国民の怒りが爆発したものである。
全国人権連は、加盟する全国革新懇の三つの共同目標(国民本位の経済、憲法を生かし自由と人権・民主主義の発展、非核・非同盟・中立の平和な日本)実現のために全国各地で奮闘し、自公の横暴を抑え込む一翼を担った。
全国人権連は、地域人権の諸要求の一致点での国民的運動を強めて、その実現を政治に迫る取り組みは、これまで以上に重要と考え、運動の前進をはかるものである。


2024年10月30日
全国人権連事務局長 新井直樹