これ読んで、本の紹介
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第一章 体験的に見た部落問題解決の道程 成澤榮壽
第二章 社会調査から見た部落問題の解決過程 石倉康次
第三章 広島市福島町における解決過程をどう見るか 大塚茂樹
第四章 滋賀県・日野町における部落問題の解決過程 東川嘉一
第五章 和歌山県・白浜町における部落問題の解決過程 榎本清司
第六章 憲法からみた「部落差別解消推進法」の問題点 丹羽徹
第七章 部落問題解決の到達点と「部落差別解消推進法」の問題点 奥山峰夫
第八章「部落差別解消推進法」をめぐる状況と運動課題 新井直樹
問い合わせ先 部落問題研究所 FAX075(701)2723
1月25日号の「サンデー毎日」の記事に、日本経済同友会の終身幹事で、財界のご意見番といわれている品川正治さんの記事が掲載されていました。読んでみて、本当に納得。内容は、いまの派遣切り・期間工の雇い止めなど、雇用をめぐる一連の問題点がどこにあるのか、よく理解できるものでした。大企業の経営者や経営側と一連托生の大労働組合(御用組合)なども、今回の雇用問題を解決できる力があるのかと、苦言を呈しています。品川さんは、全国革新懇の幹事として、この間、雇用問題や憲法問題などでも早くから、問題点を指摘してきた方です。まだ読んでない人は、お早めに書店に。
今日は、とても気になる「書籍」の紹介です。執筆者は竹崎孜氏。A5版157ページ、2008年11月発刊。あけび書房。
いま日本国民は、かつてない「貧困」に直面し、大都市には数万人の路上生活者やネットカフェ難民とよばれる人たちがいますし、地方も医療や福祉、農業などをはじめ、地域の基幹産業が衰退しはじめています。大企業や一部の大金持ちは益々肥え太り、その他は徐々に貧乏になっているのが日本の現実です。大学を卒業しても、派遣やパート・アルバイトなど非正規労働で働かされ、いまや年収200万円以下の生活もめずらしくなりつつある現在、日本やアメリカと対照的な国々としてよく北欧諸国が取上げられます。今日は、その北欧のなかでも福祉国家として有名な「スウェーデン」に関する本の紹介をしたいと思います。自民党の大物国会議員は、 Continue Reading »
生活保護行政をめぐって全国的に多くの問題が発生している。中でも北九州市で相次いだ「抗議自殺」や「餓死」事件は、全国的に大きな波紋をよんだ。
今回紹介する本はその名もずばり「生活保護ヤミの北九州方式を糺す」著者は、元北九州市職員(昨年3月退職)の藤藪貴治氏と弁護士の尾藤廣喜氏の共著。
著者のひとり藤藪氏は、退職までの数年間、福祉事務所のケースワーカーとして勤務していた。つまり福祉現場にいた当事者でもある。これは当事者からの告発本。
「オニギリ食いたい」の日記を残して餓死などなど…。とりわけ、餓死や自殺頻発の北九州市。国が「優等生」とし、「国の生活保護切り下げ・切り捨ての源流・構造・手本」といわれる北九州市生活保護行政。その内実と問題点を告発し、生活保護改善の展望を示す。あけび書房、定価本体1600円。
「まえがき」より以下を引用。
ヤミの北九州方式は、1967年以降の旧厚生省の天下り官僚の下で造られた「国の生活保護切捨てモデル」であり、厚生労働省の指導と通知によって日本全国にひろがっている。