08年3月

08年3月27日 木曜日

厚労省、「隣保事業士」は全隣協独自資格

全国人権連と厚生労働省地域福祉課との交渉の中で、3/19の記事で紹介した全国隣保館連絡協議会(全隣協)の「隣保事業士」資格の件についても取り上げ、省側の回答を得ました。
※「隣保事業士」資格講習参加意向に関する文書(PDF200KB)

■省側の回答/一般法に移行した中で、隣保館の運営に関しては、地域に開かれたコミュニティーとしての役割は重要だと認識している。そのための整備もしている。また職員の資質向上は必要だと思っている。資質の向上に関しては、様々な研修会への参加案内などもそれぞれの自治体で行われていると認識している。今回の「隣保事業士」資格講習は厚労省はタッチしていない。今後、こういう資格認定を行うことは考えていない。全隣協が独自に行う講習事業だと認識している。

08年3月25日 火曜日

福岡高裁判決を真摯にうけとめ、上告をせずに、福岡県の「同和」教育行政を速やかに終結することを求める

    2008年3月24日
福岡県教育委員会
委員長 清原雅彦殿
教育長 森山良一殿
   〔公印略〕
   県同教・小西裁判原告団
        団長 原口政敏
  県同教裁判を支援する福岡県の会
        会長 吉田照雄
  福岡県地域人権運動連合会
        会長 平塚新吾

福岡高裁判決を真摯にうけとめ、上告をせずに福岡県の「同和」教育行政を速やかに終結することを申し入れる

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08年3月23日 日曜日

自民党人権問題等調査会 関係議員要請行動実施

  2008年3月21日
各 位
    全国地域人権運動総連合
        議 長     丹波正史

国民の基本的人権、言論表現の自由を抑圧し、違法な
部落解放同盟の「差別糾弾」を合法化する「人権擁護法案」の白紙撤回を

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08年3月19日 水曜日

「隣保事業士」?講習について思う

全国隣保館連絡協議会(以下、全隣協)から全国各地の隣保館(現在、名称は様々)に対して、平成20年度「隣保事業士」資格認定講習の概要(案)なるものが送られてきたようだ。
もともとの事業士構想は2006年の早い段階からあったようだが、表にでてきたのは2007年1月の「あしたの隣保館検討委員会報告書」によることは関係者は周知のことだったようだ。
ところで、ここでいう「隣保事業士(検討委員会報告書17ページ掲載)」なるものはいったいなんだろう?と、気になるところである。あまり聴きなれない資格なので、全隣協の任意資格のようだが、ゆくゆく公的資格へと考えているのか、そんな感じがする資格制度か。

08年3月14日 金曜日

コメントに対する回答について

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08年3月13日 木曜日

書籍紹介「生活保護ヤミの北九州方式を糺す」

生活保護行政をめぐって全国的に多くの問題が発生している。中でも北九州市で相次いだ「抗議自殺」や「餓死」事件は、全国的に大きな波紋をよんだ。
20080313.gif今回紹介する本はその名もずばり「生活保護ヤミの北九州方式を糺す」著者は、元北九州市職員(昨年3月退職)の藤藪貴治氏と弁護士の尾藤廣喜氏の共著。
著者のひとり藤藪氏は、退職までの数年間、福祉事務所のケースワーカーとして勤務していた。つまり福祉現場にいた当事者でもある。これは当事者からの告発本。
「オニギリ食いたい」の日記を残して餓死などなど…。とりわけ、餓死や自殺頻発の北九州市。国が「優等生」とし、「国の生活保護切り下げ・切り捨ての源流・構造・手本」といわれる北九州市生活保護行政。その内実と問題点を告発し、生活保護改善の展望を示す。あけび書房、定価本体1600円。

「まえがき」より以下を引用。
ヤミの北九州方式は、1967年以降の旧厚生省の天下り官僚の下で造られた「国の生活保護切捨てモデル」であり、厚生労働省の指導と通知によって日本全国にひろがっている。

08年3月10日 月曜日

非正規雇用は公務畑でも深刻

「非正規雇用」の実態がついに全労働者の3分の1を超えたなかで、民間企業のパート・アルバイト、派遣・偽装請負がひどいため、これまであまり光が当てられてこなかった公務畑。実は、公務員関係の職場でもその実態は深刻です。国や都道府県、それに自治体関係でも実に多くの「臨的雇用」が多いことはご存知でしょうか。
各省庁関係の出先機関、県や自治体の所管する機関のなかで、もっとも「臨的雇用」が多いのが「ハローワーク」の職業相談員制度と各地の消費生活センターなどの相談員制度です。 Continue Reading »

08年3月7日 金曜日

後期高齢者医療制度に関するご質問への回答

米兵や自衛隊が関与した相次ぐ事件や事故、ガソリン税暫定税率問題も含めたまたも国民の生命と暮らしを見向きもしない予算案に対する攻防が国会で続いているなか、4月からいよいよ「後期高齢者医療制度」がはじまります。
今回、この問題について、「全解連時代からの共感者」さんから具体的なご質問がありましたので、そのお答えをしたいと思います。似たような問題を抱えてらっしゃる方もいるだろうと思い今回このブログで取り上げました。 Continue Reading »

08年3月6日 木曜日

「あたご」問題を考える

陸海空、3自衛隊を現す言葉がある。陸上自衛隊は「用意周到・頑迷固陋」、航空自衛隊は「勇猛果敢・支離滅裂」、海上自衛隊は「伝統墨守・唯我独尊」という。
海上自衛隊は、「旧帝国海軍の正当後継者」を自負している。そのことは自衛艦旗が旧軍艦旗と同じこと、観艦式には行進曲「軍艦」が演奏されることなどでも窺える。
自衛艦「あたご」が漁船と激突、沈没させた。88年の潜水艦「なだしお」事件を思い起こさせる。あのときも自衛隊は民間人を見捨てた。 Continue Reading »

08年3月3日 月曜日

文科省の学習指導要領「道徳教育」始まる

今日3月3日は「ひな祭り」。5月5日とならんで子どもをもつ親の顔もほころぶ日です。親は子どもたちの成長と将来をいつも考えています。そのせいか年齢がいくつになっても特に母親は子どものことを心配する傾向にあるようです。
子どもたちの健やかな成長と学習を保障していく上で、文部科学省の役割が大きいことはいまさら言うまでもありませんが、2006年に教育基本法が改悪されてはじめての小中学校学習指導要領案と幼稚園教育要領案が2月15日発表されました。(文部科学省の意見募集告知は《Continue Reading =続きを読む》をクリック。記事の一番下にあります。) Continue Reading »