10月18~19日の両日、兵庫県姫路市で開催された第15回全国研究集会に約550人が参加しました。初日の姫路市市民文化センターでは、元NHKプロデューサーで武蔵大学教授の永田浩三氏が「安倍改憲とメディア~市民はなにができるか」と題して記念講演。
「八鹿高校事件から45周年-裁判闘争の成果と教訓を今に生かす-」と題して、元原告団弁護団長の小牧英夫弁護士が特別報告を行いました。特別報告の前にドキュメンタリー映画「八鹿高校事件」も放映されました。
八鹿高校事件は、今から45年前に兵庫県北部の八鹿高校で起きた部落解放同盟による暴力的教育介入事件。この事件はその後、裁判となり、被害を受けた教師たち原告勝訴が確定しています。
2016年12月に「部落差別の解消の推進に関する法律」が私たちの反対を押し切ってつくられたことと、その後、全国のいくつかの自治体議会で、この法律を根拠とした「部落差別」に関わる条例がつくられている中、改めて45年前のこの事件を検証していく機会となりました。

2日目は、会場を姫路城近くの姫路市民会館に移し、分科会が9時~12頃まで開催されました。詳しくは、全国人権連の機関紙「地域と人権」全国版等に掲載されます。