「きみを幸せにするから」とプロポーズしたものの、「私はあなたのこと、嫌いだから」と言われた男性がいたとする。その男が「それでもぼくは、きみを幸せにすることが使命だ」とつきまとったらどうなるか。ストーカーとして、警察沙汰になってもやむを得まい。
「憲法改悪」だの「消費税をあげないとは言っていない」だの「年金問題は解決する」だの「私と小沢さんのどちらが首相にふさわしいか」だの、いろいろ言っていた安倍内閣に対し、参院選の結果は明確に「ノー」の審判を下した。マスコミの「二大政党キャンペーン」もあり、民主党の一人勝ちとなったが、少なくとも「安倍政権ノー」という国民の審判は確実。なのに安倍氏、「やめない」と開き直る。嫌われてもつきまとう男のようなものだ。
ストーカーなら取り締まり、規制することも可能だが、国民が選挙で「ノー」と言った政治姿勢を「私の使命だ」と独りよがりで決めつけて、今後も継続・強行しようとする安倍首相。こういう首相や与党に、つける薬はないものか。