国民健康保険料が高すぎて払えないという人たちが増えています。各自治体でも市町村合併後、新しい自治体になって結果的に保険料滞納者に対する締め付けが強くなっています。それは「資格証」の発行数として如実に現れています
しかし、比較的大きな自治体では3年前と比較してみると年々資格証の発行数が急増している状態が判明しました。
岡山県岡山市と倉敷市の場合を例にとって紹介します。岡山市では04年段階で資格証発行数は113、05年度385、06年度649、07年度1837。倉敷市では04年度236、05年度697、06年度1040、07年度1650。異常な増え方です。
一方、自治体でも、医療抑制につながる資格証発行はなんとしても食い止めたいと、がんばっているところもあります。
このような中で、自治体の担当者や医療関係者は、来年から後期高齢者医療制度がはじまると、その一年後には資格証明書の発行数が激増するのではないかと心配しています。国へ制度見直しを迫る声を全国各地から寄せることが急務です。