地域から犯罪をなくすことは重要な課題だと思う。特に近年、銃や刃物による凶悪犯罪が各地で相次いでいることから、警察庁は17日、「けん銃110番報奨制度」を5月1日午前10時から始めることを決めたようだ。フリーダイヤルで情報を求め、拳銃押収と容疑者検挙に結びついた場合、1丁につき10万円を目安に報奨金を支払うとのこと。フリーダイヤルはフリーダイアル0120・10・3774(銃、みな無し)。電話は通報者の所在地を含む都道府県警の銃器取締部門に直接つながり、24時間対応。この番号への通報のみ、謝礼支払いの対象となる。通報は実名、匿名のどちらでも可能。

警察庁によると、拳銃押収の数は昨年548丁で前年より90丁増えたが、ピーク時の平成7年(1880丁)以降、減少傾向だという。
ただ色々な意味で、警察が情報を金銭で買うという仕組みには疑問が残る。
たしかに情報料を得られれば色々な意味でリークは増えるだろう。でも、ここでちょっと考えてみよう。
①お金にならなければ市民からの情報が得られないということなのか。本当に情報料がなければ犯人検挙、犯罪撲滅につながらないのか。
②この間、警察の裏金問題が各地で大きな問題となったが、それは情報料の支払いによるものではなかったか。なんとなく、、、?。
③この点は①とも関係があるが、相談しただけ、話をきいた、そこに居ただけで成立するといわれている「共謀罪」法案(人権連、日弁連などが反対声明を出している)の中にも実は、警察に情報を寄せれば、その人間について”目こぼし”をするといういわゆる司法取引的なものがあるのだが、そんなことに道を開くことになりはしないか。

※ともあれ、銃がなくなるのは賛成。押収した銃や覚せい剤などは、きちんと処分してほしい。最後に伊藤一長前長崎市長の一周期にあたりご冥福をお祈りします。