父母の会話~後期高齢者医療制度をめぐって
筆者の父は1930年生まれ、母は1933年生まれである。先日実家に帰ったとき、母が父に「私はまだ前期高齢者だけれど、あなたはもう後期高齢者よね」と言って笑っていた。もっとも母も、10月には後期高齢者の仲間入りをするが。。
父が怒っていたのは、医療制限や病院追い出しだけではなく、名称を「長寿高齢者」に変えたことだ。「政府は、名称さえ変えれば、中身を変えなくても、年寄りだからごまかせるとでも思っているのか」と。その父は、元自民党員である。
もう少し上の世代は、戦時中は「国のために死ね」と言われ、いまふたたび「国のために死ね」と言われているようなものだ、と怒っている。まさに列島騒然。福田内閣の支持率は、もはや目を覆わんばかりの急降下である。
日本共産党の小池晃参院議員が、国会で「入山料を取る姥捨て山」と言っていたが、けだし名言だ。こんなひどい制度は、即時廃止させねばなるまい。
今年は解散・総選挙が必至と言われる。たとえサミット後であっても、国民はもう、ごまかされない。