5月のゴールデンウイークも終わり仕事にもどっている人たちも多いと思いますが、今回の長期休暇、高速道路が1,000円で利用できるとあって各地で40~50キロの大渋滞続きだったようです。さて、長かった連休ですがあまり喜んでばかりはいられないのが実態です。

月給の人はまだしも、日給月給という人には頭の痛いところです。特に昨年からの労働者の大量解雇と消費の後退によって、なかなか作っても売れないから工場のラインを止めているという企業も目立ち始めています。今回の連休にかかわらず、自動車関連工場では、週3日お休みにするというところも増加しているようです。製品ができないのですから、それを運ぶトラックなど運輸部門も必然的にお休みとなるとのこと。

こういった自動車関連企業の多くは、期間工・臨時工・パートが主力労働部隊です。この人たちは、ほとんど日給月給制です。会社が「週3日間のお休みとします」と言えば、それに従うしか道はありません。せめて休日分の給与の保障があればと思いますが、なかなかそこまでやっている企業はごく少数のようです。

作った製品を買ってくれる人たちを増やすためには、企業経営者のみなさんがどれだけ自社の労働者の雇用を守れるかにかかっているといえるのではないでしょうか。すべての企業がそういった考え方に転換すれば国内消費は大きく伸びると思われますが、あなたは、どう思われますか。