『差別と日本人』 解説に問題多く、角川書店に資料提供
全国人権連は6月24日、角川書店編集部に、新書版「角川ONE21『差別と日本人』(著者野中広務、辛淑玉)6月10日発行」で、辛淑玉氏の部落問題をめぐる解説に事実を歪曲・誤認が多いことから、読者に部落問題の理解に偏見を招きかねないとして、資料を提供し善処をもとめました。
これに対し、7月3日付けで、角川書店編集局、角川ONEテーマ21編集部より「弊社の書籍、角川ONEテーマ21『差別と日本人』につきまして、このたびは貴重なご意見、ならびに資料のご提供を賜り、誠にありがとうございました。頂戴した資料は参考とさせていただき、改訂の際の検討材料とさせていただきたいと存じます。誠にありがとうございました」との返答が寄せられました。
ここに機関紙「地域と人権」09年7月15日号の該当部分を掲載します。
なお、機関誌「地域と人権」9月5日号には、提供した資料全文を掲載しています。