「秘密保護法」廃案へ!12.6大集会宣言
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日本は自由と民主主義の国ではなくなったのでしょうか。

2013年12月5日、稀代の悪法「特定秘密保護法」が、前例のない暴力的な手法で、衆院の特別委員会、本会議に続いて、参院の特別委員会でも強行可決されたと報じられています。会期延長の動きもあり、本会議の動向は不透明です。まだ廃案は可能です。私たちは決してあきらめません。

安倍政権はこの臨時国会で何をしてきたでしょうか。衆院ではたった1カ所、福島で公聴会を開き、公述人全員が反対したのに、翌日、特別委員会、本会議と一気に強行可決してしまいました。原発震災に苦悩する福島をアリバイ作りに利用したのです。

参院では、より露骨かつ醜悪な手法が繰り返されました。唐突に強行採決で決定した、たった1カ所の埼玉での公聴会は怒りの人垣に包まれました。5日未明の参院本会議では野党から任命された委員長を解任。繰り返された強行採決は、数の暴力によるテロ行為というしかありません。

そして、特定秘密保護法は、国会より上に行政が君臨する官僚独裁に導き、市民・国民を監視して戦争へと動員する、憲法と民主主義の転覆を図るクーデター法、恐怖と威嚇で自由を圧殺するテロリズム法と言うべきではないでしょうか。

このような法案と政権の横暴に危機感を持ち、反対の声が燎原の火のごとく広がりました。芸術家が、宗教者が、科学者が、著名人たちが次々と名乗りを上げました。海外からも批判、懸念の声が続々と届いています。しかし、安倍政権はこれらを無視し、ねじ伏せようとしています。このような安倍政権の一連の横暴は、民主主義に対する「テロ行為」です。

安倍政権は自らの政党名を真逆にした反自由、反民主主義の、戦後最悪の最も危険な政権です。さらに、市民の自由を奪い戦争へと突き進む法律を次々と作り、憲法も変えようとしています。次の選挙を待つのでは遅すぎます。安倍政権打倒を掲げて立ち上がる時なのです。

今日、ここに集った私たちは、安倍政権から自由と民主主義を取り戻す運動に立ち上がります。共同、連帯の輪をさらに広げ、特定秘密保護法案の廃案と安倍政権の打倒に向かって、今日、ここから出発することを宣言します。

2013年12月6日

「秘密保護法」廃案へ!12・6大集会

参加者一同