12日、安倍首相は突然の辞任を表明。国会で所信を表明し代表質問が始まる寸前に、「政策を進めていくのが困難な状況になった」「局面の打開」との理由で、政権を投げ出した。内閣改造から2週間あまりで瓦解。国民への謝罪もない歴史的愚行を厳しく糾弾する。
元来7月の参議院選で大敗した直後に内閣は退陣すべきであった。「職を賭」して成立をめざすとした「テロ特措法」問題。国際公約とも言う。ならば何故、参議院選で争点にするなど手を打たずに来たのか。支離滅裂である。安倍首相を生け贄にし、次期政権浮上を認容した自公両党も同罪である。
国民の貧困化はなおも進行し続け、社会保障の改悪路線はそのままである。1日も早く衆議院を解散し、国民の審判に服することが政権がすべき唯一のことである。