福田首相は9 月1日、突然の辞任記者会見をおこなった。1年前の安倍前首相に続く政権放棄は国民に信を問わず議会制民主主義をふみにじる無責任極まりないものである。
今回の辞任は「構造改革」とアメリカ追随の外交政策のゆきづまりの反映であり、政策の抜本的転換なしに局面打開できないことを示している。
今、政治がなすべき最優先の課題は、大企業のもうけや日米軍事同盟を優先する自公政治を継続するのか、危機的状態にある国民生活を重視する政治に転換するのか、そのことを最大の争点に、早急に総選挙を実施することである。
私たちは、国民が主人公の政治を実現する立場で、憲法を守り生かし、地域社会が自由と民主主義、住民自治が息づき、住んでいて良かったといえる暮らしの場とするため、全力をあげて奮闘するものである。

2008年9月2日
全国地域人権運動総連合事務局長 新井直樹