【談話】過去の侵略戦争に反省のない麻生内閣発足にあたって
本日、第170回臨時国会にて自公連立の麻生内閣が発足した。
安倍、福田と1年の間に2度も政権放棄という異常な事態は、賃下げや雇用破壊の急加速、税負担の高まり、医療、年金、介護などの社会保障、生存権の切り捨てへの怒りと不満を高める国民世論と、「構造改革」に固執する自公政治の矛盾の表れにほかならない。
政局は、解散総選挙実施で動きはじめているが、自公の「構造改革」継続を前提とする麻生内閣に何ら期待は出来ない。補正予算審議をはじめ、後期高齢者医療制度、食の安全問題、金融投機規制など、総選挙の争点と各政党の政策を明らかにする最低限の国会審議をおこない早期に衆議院を解散し、国民の信を問うよう強く求める。
2008年9月24日
全国地域人権運動総連合事務局長 新井直樹