原発ゼロをめざす7・2緊急行動に2万人
原発ゼロにむけ今日を出発点に

「原発事故は―もうたくさん!」「放射能は―もうたくさん!」「エネルギー政策を―かえよう!」「自然エネルギーに―かえよう!」―東京・明治公園で開催された原発ゼロをめざす7・2緊急行動には2万人が参加。原発ゼロをめざして国民的運動を広げようというアピールを採択し、集会終了後に代々木公園と新宿に向かってパレードし、シュプレヒコールを街中に響かせ沿道の人たちにアピールしました。

メイン集会で、呼びかけ人の原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員・伊東達也氏と自由法曹団団長・菊池紘弁護士があいさつ。

伊東氏は「放射能汚染は岩手から静岡まで500㎞にわたっており、前代未聞の事態になっている。福島では12市町村10万人が47都道府県に避難している。きれいな里山、きれいな海、あたりまえの労働、普通の生活を返してほしい。それができないなら、まっとうな補償をしてほしい。全国センターでは以前から、地震対策、津波対策を政府・電力会社に求めてきたが、対策が取られなかった。危険な原発から自然エネルギーに舵を切るには、国民的合意が必要。国民的運動、草の根からの運動に立ち上がろう。その先頭に立つ決意である」と述べました。

菊池弁護士は「私たちは福島に入り、東電への仮払い請求などをしている。相談を受けながらあまりの被害の大きさに呆然としている。原子力発電は環境にやさしいエネルギーどころか制御不能のモンスターだ。政府は真実を偽り、原発運転再開を策動している。未来を切り開く原発ゼロへの道筋、今日をその出発点しよう」と呼びかけました。

集会に先立ち、「食べたい・知りたい・作りたい」をコンセプトにさまざまな団体のブース企画が行われました。