伊勢で、24日から地域人権問題研究集会 県内外から600人参加
中島 |
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午後1時から、地元の方々によるオープニング。
記念講演は、山田敬男・労働者教育協会会長。「憲法9条と戦後民主主義、人権運動の岐路」と題しての話は、立憲主義、民主主義、平和主義に基づく政治の確立こそが求められている、と強調。地元伊勢市の方からの特別報告は、フィールドワークと称した大集団の地域視察や教育集会所での集まりで子どもたちに誤った同和問題認識をさせていること、これらを是正させるために女性たちが奮闘している内容でした。
研究集会は5つの分科会を設定しています。第1分科会、「暮らしやすい地域づくり」に参加です。助言者として、石倉康次・立命館大学教授が「地域人権憲章を活かす暮らしやすい地域社会の問題」と題して問題提起をしてくれました。沖縄の那覇市で調査してきた、貧困の連鎖の実態。子ども、母親、父親の個別ケースの報告もあり貧困に陥るその背景が見えてきます。愛知、岡山から報告がされたのち討論と交流です。活発でした。京都、岡山県井原市、津山市、群馬、山口、神戸市、福岡、島根の皆さんから、取り組んでいる、これからやろうとしている、やっていて疑問に感じる、もっと豊かさを求めていきたい、等の報告と意見が出されました。
住まい、公営住宅、地域づくりにかかわる課題をまとめて、政策的に提起していくことが今求められていると改めて実感させられたのでした。